小石原焼発祥の地「皿山」、
歴史を辿る窯元巡り

ルート概要

小石原焼が生まれた場所 皿山地区の、歴史的な場所や窯元を中心に小石原の歴史を辿るコースです。 小石原焼の聖地と言われている皿山地区は、パワースポット「行者杉」や「唐臼」、茅葺屋根の家屋や石畳など懐かしい風景が残っています。やきものの歴史資料などある「伝統産業会館」や、古くから続く窯元も多くあり、小石原のやきものの歴史にふれながら探索しましょう。

平均所要時間:
2時間半
移動方法:
徒歩+車
  1. 小石原焼伝統産業会館

    小石原焼伝統産業会館は、近世から現代に至る陶磁器と小石原の焼物の歴史を展示しています。また、陶芸工房では初心者の方でも気軽にロクロ・手びねり・絵付け・飛び鉋の陶芸体験もできます。
    皿山地区の窯元巡りはここへ車をとめて徒歩で散策がおすすめ。

  2. 唐臼

    昔、皿山を流れる大肥川沿いには20基ほどの唐臼があり、当時9軒の皿山の窯元は陶土や長石を唐臼を使い砕いていた。現在残っているのは金丸窯元のこの1基のみ。平成29年九州北部豪雨によりこの唐臼も損傷したが、令和2年に村役場にて復旧工事が行われた。

  3. 窯元巡り(唐臼方面)

    皿山地区は石畳を歩きながら窯元巡りを楽しめる。唐臼方面の石畳は全長約300ⅿ、唐臼周辺には川崎哲弘窯・金丸窯・マルダイ窯・早川窯元がある。

  4. 日本工芸館小石原分館跡地(公園)

    日本民芸教団設立者 三宅忠一により1960年日本工芸館小石原分館として全九州の民芸運動推進の本拠とし、小石原の民陶を盛んにする狙いから設立される。工芸館と組合による発案の「民陶祭」は現在も続いている。この周辺には柳瀬本窯元・やままる窯・ヤマイチ窯・髙取焼八仙窯がある。

    三宅忠一…1959年日本民芸教団を設立。民衆の生活を直接的に救済するものとして民芸運動を推し進めた。

  5. いちまいのさら

    皿山地区の唯一の食事処、いちまいのさら。オーナー兼シェフはイタリアで7年間修業を積んだイタリアンシェフ。
    ランチは土日祝日のみ、ディナーは要予約。

  6. 窯元巡り(行者杉方面)

    皿山のもう一方、行者杉方面では太田秀隆窯・太田熊雄窯・やままる窯・やまぜん窯を巡っていただける。
    こちらも全長250ⅿほどの石畳の景観も楽しんでいただきたい。

  7. 行者杉

    樹齢200年から600年の人工林群落として国内有数の杉の美林。英彦山山伏の晴峰修行の聖地とされた行者堂の周りに杉の木を献木として植樹したのが始まりと伝えられている。樹齢約600年の大王杉は高さが約55m、周囲約8.42mの大きさがあり、小石原のパワースポット。

  8. 道の駅方面 鬼丸豊喜窯

    皿山地区最後の窯元、鬼丸豊喜窯。

  9. 道の駅 小石原

    小石原の主要道路国道211号線沿いにある道の駅。小石原のすべての窯元の商品が見れる陶器コーナーや地元の野菜やお土産品を販売する物産コーナー、レストランを有している。