行者杉

樹齢200年から600年、約4.68haにわたる375本の杉の巨木群が行者杉(ぎょうじゃすぎ)です。
修験道が盛んだった昔、小石原は修験者たちが英彦山に峰入りする重要な修行の場で、その際、杉の穂を植える習わしがあったことから、それらが長い年月をかけて育ち、このような杉林になりました。
修験者にとって杉は大きく成長して樹齢が長いため、魂が宿ると信じられていました。

森の巨人たち百選

行者杉の中でも「大王杉」と名付けられた巨木は、幹回り約8.3m、樹高約55mあり、林野庁の「森の巨人たち百選」に選定されています。「大王杉」の他にも、「霊験杉」や「境目杉」、「鬼杉」など、行者堂周辺は修験道の聖地にふさわしい霊験あらたかな大樹の森です。